「リクルートエージェント」や「マイナビ転職」、「DODA」などなど転職活動をサポートするエージェントサイトは多数あり、新卒者がこういった転職サイトで気になる案件を見つけた場合、起こる疑問が「新卒者でも転職サイトは使えるの?」ですよね。しかも転職エージェントを利用すれば書類作成や面接対策、企業との交渉まで請け負ってくれるとのこと、「是非私も利用したい!」と思って当然かもしれません。
<新卒者が転職サイトを使うのはNG>
結論から言うと、残念ながら新卒者が転職サイトを利用することはできません。というのも、転職サイトに求人を載せる企業側はあくまで「中途採用」を目的にこれを利用しているからです。つまり利用する転職サイトに対して、「こういう経験を持った人材を探しているので見つけたら声をかけて欲しい」と依頼しているわけですから、エージェント側としてもそれ以外の人材である新卒者を紹介するわけにはいかないのです。従って、企業では新卒採用は新卒採用として他の方法で募集をかけているはずです。
「でも求人要項で『未経験者OK』となっているんだから新卒者でも良いのでは?」と思われるかもしれません。しかしここで言う「未経験者」とはあくまで「その業界では経験がないけれど社会人経験はある人」のことを指しているのであり、この点で新卒者とは大きな違いがあります。「第二新卒者歓迎」となっている求人も同じことで、例え新卒後3年以内であっても社会人経験はあるわけですから、新卒者と同じではありません。新卒者はまだ社会人としての基本的なルールは身についておらず即戦力には決してなりえないだけでなくこれから時間をかけて育てていかなければならないため、企業側にとって決して「同じ」ではないのです。
<新卒者はどうやって就活すればいい?>
従って、例え新卒者が転職サイトで見つけた企業に応募できたとしても、採用の確率は非常に低いといわざるを得ません。そのため転職サイトを活用したいのであれば、「どんな企業がどんな人材をどんな条件で募集しているか」の情報収集のために閲覧するに留めておきましょう。「マイナビ」や「リクルート」などの大手人材紹介企業でも、新卒者には新卒者向けの就活サイトが用意されています。これら新卒者向け就活サイトでも様々な条件をつけて検索できるようになっていて非常に便利ですよ。勿論ハローワークや他の求人情報誌、学校紹介なども就活に利用することができます。