かつて転職ツールと言うと求人情報誌やハローワークが主力でしたが、スマホを含め大抵のことはインターネットで済ませてしまうことができるようになった現在、転職活動の主要ツールもネットを介した「転職サイト」に移行してきました。確かに転職サイトには従来の求人情報誌やハローワークにはないメリットが沢山あります。
<転職サイトのメリット>
転職サイトはいつでもどこでも無料で公開されている求人案件を自由に閲覧できるうえ、業種別にカテゴリ分けされていたり希望する年収や労働時間などの条件もつけて検索できるため、理想の求人をしかも望めば全国からでも効率よく検索できるというメリットがあります。更に転職サイトに無料登録すれば、その時点から各サイトが保有している非公開求人も閲覧・応募が可能になる為、一般には知られていない「オイシイ」求人に出会える可能性もあるわけです。その上転職エージェント型のサイトの場合、求職者1人1人に対し転職エージェントが担当として付き、希望する条件に合った案件を個人的に紹介してくれたり、履歴書の作成や面接対策の補助・アドバイスをしてもらえる、更には面接の日程調整や応募企業に給料や労働時間などの交渉を行ってくれたりするところも珍しくありません。これらの手厚いサポートを無料で受けることができるため、独りで転職活動をするのは不安な人、今の仕事が忙しすぎて転職活動のための時間がとれない人などには特にお勧めです。
<転職サイトの注意点・デメリットは?>
こういったことから現在転職活動の主要ツールとなっている転職サイトですが、多少なりとも注意点やデメリットは存在します。特に心配なのは「個人情報が漏れてしまわないか?」ということかもしれませんね。確かに転職サイトではネット上で履歴書までも作成できるようになっているところもあり、そのようなものをネットで提出して大丈夫なのかと心配になります。ただ、転職サイトでも大手の場合、利用者の個人情報が漏洩したとなれば信用は地に落ちて大ダメージになりますから、そのようなセキュリティ面の手落ちはまず起こらないようにしているはずです。一方で、聞いたこともないような「転職サイト」を騙っている詐欺まがいのサイトが存在しないとも言い切れない為、この点には注意が必要です。また、有名な転職サイトであっても、担当エージェントの質は人により異なるので、質の悪いエージェントにあたってしまうと乗り気でないのに無理矢理応募させようと圧力をかけてきたりすることもあります。こういった事態を防ぐためには、予め口コミを調べたり電話口での対応をよく観察したりする必要があるでしょう。